実績紹介

業務支援 岩手銀行

将来的なグループ経営の高度化を見据えた 連結決算業務改善への取組み

「ラウレア社は連結決算ノウハウに精通した専門家、いわば“外部のペースメーカー”」
「銀行ならではの頻繁な人事異動や、有事の際にも迅速に対応出来る強い体制作りに欠かせない、頼もしいパートナーです。」

左から 岩手銀行総合企画部 副部長 菊地文彦様/株式会社ラウレア代表取締役 飯塚幸子/岩手銀行総合企画部 副調査役 平賀麻紀様/岩手銀行総合企画部 主任調査役 田頭亮様

(左から 岩手銀行総合企画部 副部長 菊地文彦様/株式会社ラウレア代表取締役 飯塚幸子/岩手銀行総合企画部 副調査役 平賀麻紀様/岩手銀行総合企画部 主任調査役 田頭亮様)

岩手銀行様は岩手県盛岡市を拠点として創業80年以上の歴史を有する地方銀行。
地域密着型金融の推進に取り組み、地域経済の発展に貢献しています。
この中で経理実務のみならず、中長期の経営計画策定をミッションとする部門が総合企画部。
同行のグループ経営の更なる高度化を目指し、約2年前から連結決算業務改善の取組みを進めて来た主要メンバーである、
菊地様、田頭様、平賀様にお話をお聞きしました。

『連結決算業務改善に着手した背景や経緯を教えて下さい。』

“将来を見据えた業務改善への取組み。これには外部専門家のノウハウが必要でした” 菊地様「現在岩手銀行(以下、当行)の連結対象は基本4社体制です。持分法の場合は部分連結が中心で、連結決算処理としてそれほど難易度は高くなく、業務自体もシンプルで負荷も比較的小さなものでした。ただ、今後、連結ベースでの経営管理が主流になることを展望すると、当時、我々内部に十分なノウハウはありませんでした」。
「単体決算については、8年前からシステムを含む体制整備に取り組み、震災をはさんでおよそ5年をかけて完成しましたので、次のステップとして、銀行業の連結決算ノウハウに精通した外部の専門家に指導を受け、短期集中的に体制を整えることとしました。銀行という組織の特性上2-3年で人が入れ替わってしまう、という面があるため、例えば法務や税務の分野に関しても当行では同様の体制を組んでいます。何事も初度対応が重要。“どうせやるなら、将来にわたりしっかりしたものを作り上げたい”という考えがベースにあります。最初をしっかりしないと、後々までリスクを内包してしまうことになりますからね」。

『将来に向けて先手を打ったわけですね。実際どのようなプロセスで着手したのでしょうか?』

“システム導入に先立ち、現状課題のレビューと将来構想を策定しました” 田頭様「それまでは単体決算だけ、個別にシステム使用していましたが今後の連結決算のあるべき姿を見据えてシステム自体を入れ替える必要があると考えました。この際に導入を決定したのが連結会計システムでは国内一の実績を有する株式会社ディーバの“DivaSystem”です。そして、ただ単にシステム導入をするのではなく、システム導入を踏まえて組織に必要な連結会計ノウハウを得ること、子会社を含めて会計業務自体を改善することが必要だと考えていたところ、ディーバ社を通じて、コンサルタントとして株式会社ラウレアの代表取締役である飯塚幸子氏に出会いました。」
「連結コンサルティング業務開始は2014年3月。システム導入の前準備として、他行事例を踏まえてのレビューや、その後将来に備えた構想策定などを行いました。」主な取組み事項○他行事例を踏まえての連結決算調整のアドバイス○現行業務の整理、改善案の検討支援○子会社の変動や連結割合の変動に備えた業務効率化、
連結会計業務改善の構想策定支援 「この内容を踏まえて数ヶ月後の2014年7月に“DivaSystem”導入を開始、そして2015年3月に、約9か月かけてシステム導入が完了しました。システム導入は完了しましたが、今後の会計課題に対する業務面の整備のため、現在もラウレア社とは定期的に打合せをして次のステップの取組みを進めています。」

『システム導入が完了した現在、次のステップとして取り組む課題とは何ですか?』

“子会社側の情報収集は整いつつある。次は親会社側の業務との連動が課題” 平賀様「まさにいよいよ、次の長期的な課題に取り組みはじめた、といった段階です。2年前には構想段階だったものが、具体化し、当初気づかなかったことも出てきました。当時の課題のひとつだったものとして、“内部取引のデータが十分にとれていない”ということがありました。」
「ラウレア社からは“銀行各社で共通した課題です”とのお話も頂いていましたが、そもそも子会社側は“単体決算を正確に締める”だけでも一苦労であるのに、さらに“連結であれもこれも”となると、どうしても“連結は煩わしい、面倒”といったイメージをもたれてしまいがちだと思います。これでは協力も得づらい。ということで実際に子会社各社への説明会を数回にわたり実施しました。いわば“連結決算の啓蒙活動”を行ったわけです。連結決算の必要性についても、外部専門家の方に説いていただくことで、子会社側の理解をより深める効果があったと思います。」

『岩手銀行様は4年前の大震災を経験されていますが、有事対応についてはあわせて対策をお考えですか?』

“外部専門家に常にモニタリングしてもらうことが、有事の際の
バックアップ対策にもなると考えます” 菊地様「震災を経験して、平時安定の状況というのは、当たり前にあるものではないことを知りました。震災後しばらくは、ジョブローテーションのサイクルも崩れたため、そのリカバーに非常に苦労しました。また、震災時を経験して初めてわかったのは、有事になってから外部に助けを求めても遅いし、そもそも引き受けてくれる先があるかどうかもわからないことです。経理事務に限ったことではありませんが、外側にバックアップ機能があればいざという時に対応することが可能です。」「ただし、それは有事の際にすぐに起動できるようスタンバイ状態か、アイドリング状態にしておく必要がある。各分野の専門家にビジネスモデルを含めて自社の状態を常に把握してもらうことで、有事の際に速やかにバックアップ体制を立ち上げすることが可能になる、と考えています。」

『最後に、皆様から今後の取組みへの抱負や、ラウレアへのメッセージをお願いします。』

田頭様「銀行各社で共通した課題や、経理部署も各社で共通した課題や、悩みがあるはず。そういった知見を持っている専門家がいつも側にいてくれることを、とても心強く思います。是非我々にも沢山の知見やノウハウを伝えて行ってもらいたいと思います。」

平賀様「私自身会計の勉強をしつつ、当行でも専門的な業務にあたっていますが、やはり自社だけだと今のやり方が当たり前になってしまい、問題点になかなか気づくことが出来ません。飯塚さんを通じて、全国の“会計女子の会”や経理部や会計士同士の横のネットワークに加わることが出来、自分自身の成長の機会が広がっています。今後社内にフィードバックしていければと思っています。」

地様「自社内だけで気づいている点、気づかない点を指摘してもらえることが“外部のペースメーカー”のありがたさです。少しだけ先の状況を見据えて、いま何をしておくべきかを考え、必ず今日の仕事に練り込んでいくことが大事です。それには、自身の研鑽とともに専門家の知見が欠かせません。これからも、よろしくお願いします。」

菊地様、田頭様、平賀様、ありがとうございました。ラウレアでは、今後引き続き、業務改善をご支援させて頂きます。

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