連結一筋
「決算の現場を楽にしたい」、「経理部の方々に本来業務に集中してほしい」そんな思いから会社を立ち上げました。遡ること約20年、私は1996年から連結会計に携わっております。その昔、まだまだ連結会計の制度設計は乏しく、監査先のクライアント様では、連結会計の数値は会計士がお客様と一緒に作っている時代でした。
その後、どんどん連結会計に関する制度は充実し、個別よりも連結重視となり、徐々に連結会計が複雑化してきたように思います。
私は、大原簿記学校で連結講師を長年務めた後、株式会社ディーバという連結会計システムの会社で、システム導入や保守に携わってきました。ここで、感じたことが、「連結会計はマニアックで難しい」ということと、「言うのは簡単、やるのは大変」ということでした。
「こうすれば効率化できます」とか、「こうすれば早期化できます」とか、アドバイスするのはある意味簡単なのですが、実際にそれを実行に移して実現するとなると、そう簡単にはできることではありません。
また、「財務会計」を早期化・効率化しながら、「管理会計」も考えるというのは、並大抵のことではなかなか実現できません。会計に詳しい経理の方々が「財務会計」に多くの時間を割かれ、「管理会計」の方にはなかなか手が回らないという状況は、会社にとって非常にもったいないことだと感じました。
そこで私は、経理部の方々が、本来の役割である会社経営に携わり、会社の業績アップのために直結するような仕事を行っていただけるようにするために、どの会社でも同じようにやらなければならない「財務会計」の分野について、弊社ができることをできる限りサポートしていきたいと考えました。
一人一人の力は非力ですが、叡智を集結させれば、必ず道は開けます。弊社では、コンサルタントがアドバイスしてお客様が実行するという役割分担ではなく、ともに同じゴールを見て、できることを分担して「実行する」ということに主眼をおいています。
普通のコンサルティングとは違う、お客様と一体となった弊社のサービスを、ぜひご利用いただければと思います。
それによって、会社の業績が上向き、ひいては日本経済全体が活性化できるよう、少しでも貢献できたら幸いです。
飯塚 幸子(いいづか さちこ)
公認会計士 株式会社ラウレア 代表取締役 女性労働協会認定講師
1969年、横浜生まれ。 立教大学理学部卒業後、大手化学メーカーに就職。一念発起して公認会計士を目指し1年で退社。 1994年、公認会計士試験2次試験合格後、大手監査法人にて監査に従事する傍ら、大原簿記学校会計士課簿記講師として勤務。 2000年、連結会計システム「DivaSystem」の製造元である株式会社ディーバに入社、設立直後の初期メンバーとして活躍。延べ300社以上の上場会社の連結決算システム導入に従事。 2012年、株式会社ラウレアを設立。連結決算オンサイト支援、連結決算業務改善、を行う傍ら、数多くのセミナーもこなす。 数少ない独立系連結決算支援コンサルタントとして活躍中。