実績紹介

教育 IFRS 勉強会

ラウレアでは、経理に関わる方向けの勉強会を定期的に開催しています。
今回は「IFRS」についての勉強会を開催しました。
2016年7月現在で、IFRS適用済会社数は86社、IFRS適用決定会社数は31社となっており、
これからも増えていくであろうIFRS適用会社。
公認会計士の武田雄治先生と吉岡博樹先生をお招きして、
2回にわたり「導入実務」と「開示」についてお話いただきました。

「IFRS勉強会」レポート

[ 開催日時 ]
第1回 2016年6月14日(火)19:00-21:00 品川にて
第2回 2016年6月29日(水)19:00-21:00 品川にて

[ アジェンダ ]

第1回 導入実務編 1. IFRS導⼊プロジェクト全体像 2. IFRS導⼊プロジェクトの進め⽅-準備段階 3. IFRS導⼊プロジェクトの進め⽅-調査分析段階 4. IFRS導⼊プロジェクトの進め⽅-導⼊段階 5. IFRS導⼊プロジェクトの進め⽅-運⽤改善段階 6. 実務上のIFRS対応のポイントおよび導⼊後の留意点 第2回 開示編 1. 日本基準とIFRSとの違い 2. 企業結合会計基準等の改正(日本基準) 3. IFRS導入に向けて想定される課題 4. IFRS導入に向けての実務上の留意点
[ 講師プロフィール ]武田雄治 たけだゆうじ

http://www.cpatakeda.com/
公認会計士・税理士・登録政治資金監査人
武田公認会計士事務所 所長
黒字社長塾塾長
アジア会計事務所ネットワーク「OneAsia」アライアンスートナー
一般社団法人スタートアップエンジン理事
バックオフィスサービス株式会社 取締役

[ 講師プロフィール ]吉岡博樹 よしおかひろき

吉岡公認会計士事務所代表
アスイー共同会計事務所代表

第1回 導入実務編 IFRS導入プロジェクトを進めるにあたっては、まず全体像を把握することが大切です。 一般的なスケジュールをご紹介します。 ・準備段階フェーズ(1〜2ヶ月) ・調査分析フェーズ(12〜18ヶ月) ・導入フェーズ(18〜24ヶ月) ・運用改善フェーズ(24ヶ月) 以上で、トータルで2年半〜3年半かかるといわれています。 吉岡先生曰く、プロジェクトをスムーズに進めるには、IFRSに基づく有価証券報告書を作成するというゴールから逆算して、本当に必要な業務だけを実施することが重要とのこと。つまり、「ゴール逆算方式」を採ることがポイントになるそうです。確かに、あれもこれもと後から積み上げていくと、いくら時間があっても足りませんよね。 その後は、時系列に各「やるべき項目」の目的・内容・留意事項について、ときに事例を用いて説明していきました。 例えば、調査段階フェーズの「子会社等の重要性判定」では、実在する企業の事例を用いて量と質の両側面から重要性を判定しました。
また、導入フェーズの「理論武装」では、監査法人の了承を得るためのロジックの立て方について、ケーススタディを用いながら解説。具体的には、現状の会計方針とIFRSに差異があり、現状の方針会計を継続する場合は、「投資家の意思決定に重要な影響を及ぼさないと判断した理由」を説明することになります。「理論武装」というとかまえてしまいがちですが、自分でロジックを立てられると少し不安が軽減しますよね。 ご参加された方からは、「プロジェクトの進め方の具体的なイメージがわきました!」、「IFRS導入への漠然とした怖さが解消されました」といった声をいただきました。 第2回 開示編 開示編では、日本基準とIFRSの違いについて詳細な説明がありました。 ・日本基準とIFRSの機能 ・目的 ・利益概念(収益費用アプローチ、 資産負債アプローチ) ・連結基礎概念(親会社説、経済的単一体説) こういった日本基準とIFRSの違いや背景をしっかりと理解しておくことは、実際のIFRSプロジェクト時のさまざまな判断に役立つはずです。 また、経理部だけではなく全社を巻き込むことの重要性や、経営陣との関わり方などの実務上の留意点についてもお話がありました。参加してくださった方からは、「第1回で具体的なスケジュールのイメージがわいた後で、総論的な話を聞けたので、理解が深まりました」というお話がありました。

ラウレアでは、経理に関わる方向けの勉強会を今後も開催していきます。
社内とお客様向けの勉強会としてスタートしましたが、
「参加したい!」というお声をいただくことが多くなってきました。
今後は、お席の許す限りご興味のある方にご案内をさせていただこうと考えておりますので、
ご参加を希望される方は、お問合せページからご相談ください。

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